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広くて見応えのある神社なので2回に分けて紹介します。
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御祭神は大山祇神。 
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例祭日は9月12日。
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由緒は以下の通り。
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安田健之助翁が、りんご生産に専念していた昭和3年の春頃より、不思議な事が起り始めました。庭の立木に一尺二寸、高さ三尺位のお堂が紅白の縄で結ばれていました。
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誰の仕業か話合っていると、夜ともなれば大男が姿を現し、床に長さ一尺八寸、巾が九寸位の大きな足跡を見せました。度重なる出来事に夜も眠れぬ日が続き、畑には驚く程大きな蛇が姿を見せたり、家の壁には文字が書かれ、それは十二山の神、大山祇大神と読めたといいます。
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その後「タユ (神主) タノム」と書かれ、お堂を床の間に祀る事としましたが、いつの間にか元の立木の場所に戻っていました。それらなばとその所に社殿を新築する事に決め先達や信者の協力を得て、昭和7年に完成。
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そして昭和28年3月10日に宗教法人「高増神社」として登記。本殿、拝殿、社務所、参集殿を建設し、境内整備を行い、平成9年には、薬師堂新築、11年には、祝詞殿、拝殿の改築工事も終え現在に至ります。
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青森県史より一部抜粋…『もともと個人の神で高増大神として信仰していた。戦後にbが大きくして高増神社になったという。開祖はとくにカミサマではなく、村会議員だった。現在は開祖の孫が神職となっている。岩手県釜石市にも分社がある。この神にまつわる話として、戦時中に駐在所のある巡査が、「戦中にけしからん」といって人夫を使って高増社の神像を壊したことがあった。数年後にその巡査が亡くなり、罰があたったのだと噂になったことがあった。また、高増神社の神は供物を上げるとその人の目の前で食べてしまうという。供物を上げて少し目を離した隙に、供物の約五分の一がなくなって驚いたことがあった。ほかにも夜に拝殿で拝んでから、いったん中座すると、供えた米に文字や模様が書かれていたこともあった。真冬なのに供物の上に珍しいコケが生えていたこともあった。このコケはゴフとして食べた。境内にある土俵に神様の大きな足跡がついたこともあった。高増神社に信者が集まるようになった要因の一つは、旧岩木町(弘前市)から来た「鼻和のオガ」と呼ばれる、岩木山中の赤倉で修行したカミサマである。神社で神占いをして、大変よく当たり、狐憑きを落としたり、病を治したりした。神社ではタユウサマ(神職)のような役割をしていたが、かなり評判が高かったので神社に人も集まった。高増神社は「高増敬神修養会」という信者の団体を結成しており、高増周辺の住民は少ないが、漁師の信者が多く、八戸市や岩手県、北海道からも来る。しかし今日では参拝者は往時の約三分の一に減少している。高増神社の節分祭では一か月前から供えておいた豆が使われるが、その豆を欲しがる人は多い。豆は、強風や海の時化を治めるのに験があるといい、集落内の旅館が火事になったとき、ゴミソ(カミサマ)がその豆をまいたら急に風向きが変わったことがあった。境内には温泉も出て、カミサマやゴミソが信者を連れてきて泊まっていったりする。病を治すために来る人もいる。高増神社は四月と九月の年二回の大祭がある。このほかにもいくつか祭礼があり、それらを順に見ていくと、年越し祭・節分祭・四月の春の大祭・六月の外宮祭り(境内に祀られている各分社を祭祀する)・七月の降霊社祭(亡くなった信者の供養)・九月の秋の大祭・十二月の感謝祭などである。』※青森県史はネット上で見ることができるので、興味のある方は参考にしてみて下さい。
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本殿横にある龍神庭園。
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一つひとつの造りも細かいですね。
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とっても見応えあります。
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庚申塔など。
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社務所に笑門とありました。
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左の像は西国三十三所、右は安田健之助御夫妻之像とありました。
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こちらは天照大神と火結命(左)。
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猿田彦大神。
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小さな鳥居がありました。こういうのをたまに見るのですが私はあることを思い出してしますのです。それは…このくらいの鳥居(10~50cm)を立ち小便やゴミの不法投棄を抑止する目的で設置したり、もしくは側溝などの正面の塀などに鳥居の図を描いたりする事例が日本全国にあったのです。神聖な鳥居に立ち小便をすると罰が当たるという日本人の心理をうまく利用したもの。大概錆びているので「もしや!?」なんて思ってしまうんですね(笑)
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