
弘前市一野渡、座頭石つり堀広場近くの弁天宮。

一見小さな弁天宮ですが、とても立派な裸弁天(妙音弁財天半跏像)が祀られています。


弁天様は裸で琵琶を抱えています。

座頭は江戸期における盲人の階級の一つ。またこれより転じて按摩、鍼灸、琵琶法師などへの呼びかけとしても用いられたそうです。

また、弁財天は水の女神。座頭と琵琶法師と弁財天と水(川)…座頭と言えば琵琶法師、琵琶法師の守護神といえば弁財天…色々と関連深いですね。
岸壁をめぐる大和沢川の上流の沢は尾神沢と呼ばれ、竜の尾にあたり、尾神沢の中にあるこの弁天宮は川下の大清水・堀越地区(竜の頭(湧水の出るポイント)地区)の人たちが奉祀しているそうです。水源神信仰のあらわれ。
また、大和沢川上流の尾神沢に面して高さ100mもの大岩石の露頭がありますが、この岩石はチャートという堆積岩で、海底に降り積もってでいたものと考えられています。座頭石の由来はこの岩石の頂上に、琵琶を持ち、僧の恰好をした座頭の姿に似た岩があったことに由来しますが、現在はその面影をも見ることはできません。

青森の伝説では、「小沢から東に寄った大和沢部落を流れる大和沢川に沿って、高さ100mほどの岸壁がある。その頂上に座頭石という岩があり、琵琶を抱いた盲人の姿に似ている形から名付けたという。ここは新緑やツツジが美しく、渓流も清らかで、市民行楽の地である。」と記してあります。

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