元禄7年(1694)の御国中道程之図によれば南は小田川村、西は作場筋野崎村と接し、北は西流する喜良市川(金木川)を渡って下喜良市村があります。
貞享4年検地水帳によればこの地には薬師堂や阿弥陀堂があったようですが廃されています。
文化年間には源左衛門の建立した金毘羅宮と観音堂があります。
地内北端の千苅にある熊野宮は天正12年(1584)の再建といわれ、安政2年(1855)神社書上帳によれば、正徳4年(1714)、延享元年(1744)、安政2年の棟札がありました。
金木郷土史によれば熊野宮社司は長利竹斉とあります。
明治6~8年には小田川村立立野神社に合祀されています。
御祭神は、伊邪那岐命、伊邪那美命、事解男命、素盞鳴命、倉稲魂命、大巳貴命、少名彦命、水波女命。
鳥居の鬼コ(力士)。
かなり古くなってきている二の鳥居。
狛犬たち。
この狛犬…かなり独特(笑)
後姿も…。
向拝下には麒麟と竜。
木鼻。
直線的な虹梁。
すぐ隣には稲荷神社。
古くは野崎の棟方長一郎宅の裏に祭られてあったものです。通称「野崎の稲荷様」。野崎の開拓者三上家の先祖が守り神として持ち歩いていたもので、野崎部落を開いてからは屋敷神として祀っていました。
境内は繋がっていますが入口は別です。
右に首を傾げたくなりませんか?(笑)
金木町名木のイチョウ。
樹齢500年。
そういえば近くにも金木町名木の黒松がありました。
こちらの地区では名木が多いですね。
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