大山の山頂付近に鎮座する松峰神社は大館市の中で最も古い歴史を持つと言われます。
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大山は江戸時代には山岳信仰としても栄え、頂上付近には鏡岩や窓岩などの奇形奇岩があり修業の場となっていました。
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参道に生い茂る巨木とその空気感にはかなり圧倒されます。
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本当に昔々にタイムスリップでもしたかのような空気感…感動です!
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参道を進んで行くと現れるのが…
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ドーンッ!!
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ドーンッ!!
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何て美しい石段でしょう。160段ほどあるそうです。
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ちなみに車で社殿までの迂回も可能です(笑)
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社殿。
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この静寂かつ厳かな雰囲気…本当に神様がいるような感覚…たまりません。
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平安時代初めの弘仁8年(817)、弘法大師によって開基され、金銅の大日如来を本尊とし、四民(士農工商)安全を祈願しました。
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弘仁13年(822)には左大臣誠公が御堂を建立、天安3年(859)3月3日、当地方を襲った大地震により、御堂、仏像、その他すべてが埋没しました。
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しかし、寛平7年(895)宇多天王の御勅願所となり、奉行小野良房が再建。
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以後5百年余年間の状況はつまびらかでありませんが、室町時代に至り、秋田郡比内庄司となった浅利氏が応永9年(1402)御堂を修復して祈願所としました。
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浅利氏滅亡後、第3代大館城代佐竹義房(万治元年(1658年)より27年間)が本尊として千手観音を祀り、真言宗松峰山千寿院として再興。
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その後本尊が不動明王に代わり、再三火災に合いましたが、その都度再建されて幕末に至ります。
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明治3年(1870)、維新政府の政策に従い、主神を月夜見命とし、名称を松峰神社と改め、現在にいたっています。
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村鎮守松峰神社は本尊不動明王のほか、前立二童子、薬師、十一面観音、聖観音、月山大権現を祀り、秋田仙北六郡観音巡礼33番の32番札所にあたります。
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別当伝寿院は大館城代祈願所として高9石2人扶持を与えられます。寺宝に銅製の三鈷鈴を有し、例祭は9月11日。他に薬師社、稲荷社、八幡社があります。
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