私の愛読書、菅江真澄の「津軽の奥」より…
「目屋が沢というところがあり、そこに滝がある。この水が寒さに落ちかさなって凍り、ちょうど氷の塔をたてたようになり、新しい稲穂をつみあげたさまに似ているというので、これをにいほ滝とよんでいる。そこに藩主が使者をだして、この氷が大きいか、小さいかを、この日、検視に行かせるというのは、ひいけの祭と同じく、氷の厚いうすいで、農作の吉凶をうらなう行事がおこなわれるのであった。それで、この新穂の滝を豊年滝、世のなか滝ともいうと、この国の人が語った。」
菅江は寛政8年11月4日、暗門の帰り道にてここを詣でて「豊年の徴も水もふる雪も 千束に氷れ新穂のたきなみ」と詠んでおり、それを記念した句碑(昭和24年地元有志による)が建っています。
西目屋村田代にあります乳穂ヶ滝。
以前、夏の乳穂ヶ滝を紹介しましたが、今回は定番の冬の乳穂ヶ滝です。
今が見頃ですよ。
写真は2012.1.31のものでございます。
信号が少なくて車の流れもスムーズですし、意外に近く感じますよ。
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