白山堂は、別に皇后堂・白姫堂・白御堂・白山権現宮ともいわれています。長慶天皇の皇后、伊勢の宮菊理姫(菊子姫ともいう)の墳墓に建てられた御堂。
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菊理姫は新田宗興の養女で、宗興が伊勢で討死以後、天皇と共に各地を転々とされ、陸奥国行岳(浪岡)から紙漉館に移られたのは、元中2年(1385)11月で、この地で盛徳皇子が誕生されたといわれています。
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皇后のご逝去は応23年(1416)11月18日で、墓標に榎を植え、白山権現をまつりました。法名を「賢門院長雲大姉」と伝えられます。寛文年間(1661-1673)頃に佐藤市右衛門の屋敷内に遷し祀りました。