
有名な愛宕山橋雲寺より細越竹原方面に坂を下って行ったら村社愛宕神社がありました。正保2年の津軽郡之絵図には細越村が愛宕堂(植田)の麓に描かれており、植田村をも包括した地域であったと思われます。

御祭神は軻遇突智神。創立年月日不詳。古来、 不動尊観音堂の二祠あり。 不動尊祠は後に愛宕神社と改稱。 明治6年大浦村八幡宮に合祀し、 明治8年復社、 同年9月村社。

明治初年の神仏分離で橋雲寺が別当であった勝軍地蔵信仰を変えなかったため、植田・細越両村民が新しい両村の鎮守として祀り、その後、寺でも愛宕山頂に奥の院として愛宕神社を復活させました。郷土史では、拝殿萱葺間口一丈・奥行一丈六尺七寸、奥殿栩葺六尺に五尺一寸三方縁の階段付。神楽殿萱葺一丈五尺七寸に一寸六尺六寸。付近の畑が出土した高さ二尺の古碑があるとしています。また、細越と植田の中ほど東方の田の中に三島神社(旧千手観音堂)がありましたが、神仏分離で一旦愛宕神社に合祀され、後に復社して私社として復活するも現存せず(但し国誌に旧岩木町八幡の八幡宮の相殿として「三島神、祭神大山祇命」を記しています)。

愛宕温泉の近くです。


竹林に囲まれて独特な雰囲気。

祠を覗いてみたら…石!?

もう一つ祠を覗いてみたらまた石!?

って何の石なんでしょう。かなり丁重に扱われていることは確かです。岩木山麓によくある石信仰の一つでしょう。
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