以下は実際に足を運んでみましたが鬼コを見ることができなかった神社です。

●「八幡宮」
板柳町三千石字二潟60
現存していません。この明らかに何かを剥したような痕にあったのかな。
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鬼コ研究第一人者加藤慶司氏によれば、氏子によってあげられた鬼コは一の鳥居に、個人信仰のものは三の鳥居辺りに設置されることが多いようです。
加藤慶司氏は津軽の1034の神社を調査し38の鬼コを発見しています。更に「強力型」「一般型」「神像型」「相撲型」と分類しています。私のブログに掲載したものも最初はこれを参考にして書きましたが、既に加藤慶司氏が発見した鬼コの数を超えてしまいました。確かに1034以上の神社を参拝しているかも知れません。そして所謂「型」(分類)や設置場所の分類にも一部疑問を持ち始めました。

謎は未だに多い鬼コですが、今も残る津軽地方独特の鬼信仰は非常に興味深いものなのは確かです。今回色々な場所を回ってみて、私はとても神社が好きになりました。今でも鳥居を見つけると鬼がいるか確認する癖がとれません笑
神社が多い津軽…まだ発見されていない鬼は存在するかも知れませんね。その際は是非ご一報を!
 
参考文献
「津軽における鳥居の鬼コ」加藤慶司
「あおもり草子123号」