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弘前大学文京キャンパス内。
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弘前大学山岳部と弘前大学医学部山岳部の学生、OBがヒマラヤなどの未踏の山に挑戦し、世界初登頂や新ルートの開拓など数々の実績を残してきました。平成16年10月10日にこの世界に誇るべき快挙を後世に残すため、弘前大学山の会、弘前大学医学部山岳部OB会により「初登頂の碑」を建立。建立年月日は平成16年(2004年)10月10日。
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碑は黒御影石で造られており、碑の表面には世界初登頂と世界初縦走の記録、裏面には海外登山の記録として、昭和47年(1972)~平成8年(1996)7月までの8回の偉業が刻まれています。左側の石は岩木山麓産の安山岩(提供者・鯵ヶ沢町)で、碑板には弘前大学名誉教授明石誠先生による撰文が記されています。デザインは古川宏之氏(弘前市)、石工は佐藤権次郎石材店(大鰐町)。
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初登頂の碑碑文…『-未知の地域に道を求め、未踏の高峰を目指して-テラム・カンリⅢ峰7382m(パキスタン)1979年8月3日登頂者:工藤光隆、岡正範、黒滝淳二。ヒムルン・ヒマール峰7126m(ネパール)(現・ネムジュン・7139m)1983年10月27日登頂者:斎藤渉、高橋堅、南真木人、キルキン・ラマ。モンゴルアルタイ山脈330km縦走(モンゴル)1993年6月6日~7月23日縦走者:吉村哲明、城田陽一朗、坪井秀夫、東信邦、奥田純子、バータル・サイハン』
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裏面碑文「海外登山の記録(高みへの足跡)」…『■1972年8月10日~13日:コー・イ・バンダカー峰 6843m(アフガニスタン)、初登攀:花田澄人、工藤光隆、成田宣庸、谷口徳雄、木村郁夫、鈴木孝男、桂修二■1979年8月3日:テラム・カンリⅢ峰7382m(パキスタン)、初登頂:花田澄人、佐藤正敏、鹿内善三、佐藤孝充、野々村修、長谷川哲夫、丸井亮、石井学:8月6日:岡正範はBCへの下山途中に遭難死■1983年10月27日:ヒムルン・ヒマール峰7126m(ネパール)<現ネムジュン7139m>、初登頂:黒滝淳二、堀弘、西岡崇、アンカミ・シェルパ、ドルジェ・シェルパ■1984年7月25・26日:ユクシン・ガルダン・サール峰7530m(パキスタン)、初登攀:安藤昌之、松原徹、浅田護、岡村浩之、藤田博史、舘岡博、佐々木喜一、黒滝淳二、黒川智子、高橋堅■1984年9月30日:ヒウンチュリ峰6331m(ネパール)、初登攀:安藤昌之、パン・ニマ■1989年7月12日:ディラン峰7266m(パキスタン)、初登攀:高橋堅、安藤昌之、堀弘、吉村哲明、堤信夫、鈴木孝男■1993年6月6日~7月23日:モンゴルアルタイ山脈330km縦走(モンゴル)初縦走■1996年7月31日:ウルタル岬7388m(パキスタン)、初登攀:高橋堅、安藤昌之、斎藤渉、堤信夫、星野龍史 2004年10月10日弘前大学山の会、弘前大学医学部山岳部OB会建立』
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碑文…『未知の地域に道を求め、未踏の高峰を目指して着々と準備を整え、遂に目的を実現するに至る全過程は、学問の研究によって新しい知識が確立される過程に実によく似ているように思われる。そして、共同の目的を達成するために仲間が各々の能力を尽くして協力する有様には、強く感動させられるものがある。弘前大学名誉教授明石誠(1979テラム・カンリⅢ峰報告書序文より)』
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