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尾去沢鉱山(鹿角市)』・『尾去沢鉱山(山神宮)』からの続きです。標準コースと特別コースの分岐地点。標準コースは距離490m(出口まで15分)。特別コースは距離1090m(出口まで30分)。
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石切沢通洞坑。珪質黒色泥岩(SILICEOUS BLACK MUDSTONE)。
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3.4
3.8
ダンパー鉱井。採掘された鉱石又は硑(石+并、ズリ)をグランビー鉱車が誘導車輪の自動操作によって傾き、鉱井に落下貯鉱するダンパーと称する装置。
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坑内事務所前。
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5.5
石切沢上部坑内事務所。
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暗さも手伝い、人形は結構リアルに感じます。
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石切沢上部休憩所。
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弁当食べたり…
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お茶を飲んだり…
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パパ。
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黄鉄鉱(銅品位26%)。鉄と硫黄からなる硫化鉱物の一種で、六面体や八面体の結晶型を示しています。色は真鍮色で金属光沢を放ち、外見は黄銅鉱と似ていますが、条痕色(傷を付けた時の色)が黒緑色であることからその違いを見分けていますが、明確に区別することはなかなか難しいとのこと。その淡黄色の色調により金と間違えられることが多いことから、「愚者の黄金」とか「金もどき」などとも呼ばれています。また鉄より硬いことでも知られています。
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第一区火薬取扱所。
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バッテリー電車による鉱石運搬。各採掘切羽の漏斗から積込まれた鉱石をバッテリー車により鉱車集結場に運びます。
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ここらで尾去沢鉱山公式HPを参照に尾去沢鉱山を改めて紹介。
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尾去沢鉱山の発見は奈良時代の和銅元年(708)と伝えます。記録として残されているものは、南部藩士の私記「祐清私記」や「長坂見立始り」、「大森親山獅子大権現御伝記」など主には江戸時代に書き残されたものです。ある伝記では「長坂」や「田郡」(尾去沢鉱山の一部)の金が奈良東大寺の大仏鋳造に使われたと伝えられています。 また、鹿角地域は康平5年(1062)前九年の役の際に、厨川(盛岡市)で滅亡した安倍氏が統治していましたが、その後、尾去沢の金が平安末期、藤原氏によって築かれた平泉の黄金文化に貢献したと伝えられております。尾去沢鉱山は、鹿角地域を支配していた時の権力者の隠し財産であっことも影響し、確かな文献は残されていませんが、当地には大日霊貴神社、錦木塚伝説等、1300年前の伝説が数多く残されております。
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江戸時代の尾去沢鉱山では、山師や商人が直接鉱山の経営を行い、採掘の量に応じて運上金を取る「請山」と、藩が直接経営する「直山」の方法でその運営が行われていました。しかし「直山」の場合であっても、実際の仕事は山師に行わせることが多かったようです。江戸時代の採掘は、金掘大工と呼ばれる採鉱夫が槌と鏨を使って行っていました。このため採掘には高度な技能が要求され、その技能の伝承は徒 弟制度により引き継がれました。鉱山の作業は危険を伴うことが多かったことから、鉱山で働く人たちはその家族も含め相互扶助の固い絆で結ばれていました。この組織を「友子」と呼び技能の伝承や相互扶助が行われたようです。
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藩政時代の鉱山には、鉱山ごとに決められた法律(山法)がありました。当時の鉱山は一般の法律に対し治外法権におかれた特殊な社会で、山法は鉱山での生活やそこで働く人たちに適用される処罰規定でした。尾去沢鉱山の場合は「御敷内二七ヶ条」と呼ばれる山法が布かれていたことが古文書によって知られています。その内容には、他の工夫の持場を勝手に掘る、役人がつけた目印や封印を壊す、故意に放棄するなどの行為を重罪とし、それぞれ厳しい処罰方法を定めていました。更に鉱山における生活についても違反に対する罰則が定められ、当時の鉱山における厳しい生活の様子を知ることができます。
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慶長17年(1612)幕府は、キリスト教を禁じ弾圧に乗り出します。これによって西国より多くの信者が難を逃れ、隠れキリシタンとしてこの地の鉱山での潜伏生活を送りました。最初は山法を守っている限り安全だった鉱山生活も、次第にその取締りは厳しくなり、寛永20年(1643)白根金山では多くの信者が捕らえられ処刑されたと伝えます。
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トロリー電車による鉱山運搬。鉱車集結場に運ばれた1.7tグランビー鉱車を15-20輛編成してトロリー電車にて選鉱場へ鉱石が運ばれます。
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夘酉立坑(坑内エレベーター)。上1番坑-下4番坑間運行(上下150m)。
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「やめなさい 手順無視してまた作業 いつか地獄へ直滑降」
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材料運搬。坑外の貯木場より坑内各所の坑道支保のため坑木等を各区の必要量に応じて搬入。
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寒いっ!寒いっ!
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25.4
25.8
地上に戻りたいです。
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26.4
26.8
昭和東部方面。
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たまにコウモリに襲われます!
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上向穿孔。シュリンケージ法の初期的段階の作業。
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頑張ってます。
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水平穿孔。鉱脈を表面に捕らえ高さ2.2m幅2.0mの坑道を掘進する作業。
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坑内測量。水平坑道並びに上下坑道の連絡のため方向・高低の精密な測量が必要とされます。
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抜鉱。シュリンケージ法により採掘された鉱石を漏斗から鉱車に積込みする作業。雁木梯子は古い時代より丸太を削って雁木(階段)梯子を作り、主として採掘現場に必要な器材の運搬等人員の昇降に使用されました。
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ボーリング。鉱脈の探鉱及び地質構造の探査のために行うもの。
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スラッシング。採掘現場から漏斗まで鉱石を掻き出す作業。
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ローディング。採掘した鉱石をローダーを利用し鉱車に積込みする作業。
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36.5
あぁキリタンポ鍋食べたい。逆に冬に来ると暖かく感じるのかな。
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鉱脈大規模採掘跡。
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地球の生成時生じた断層に、900万年前の火成活動により鉱液が噴出し、断層を充足して形成された鉱石をシュリンケージ法により採掘した跡。即ち地球の生成時生じた断層の再現。
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39.5
坑道も長いですけど、記事もかなり長くなってしまいました。
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ってことで次がラスト。
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