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本殿です。中央に本宮、向って右に二宮神社社殿(若王子)、左に三宮神社社殿(那智宮)があります。
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三宮神社本殿。御祭神は熊野家津御子大神・素戔嗚尊。本地仏阿弥陀如来。御神徳は食物の神。社殿内部に寛永3年の墨書があり、この頃に建てられたと考えられます。
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三の宮神社本殿(市指定文化財:1968年10月4日)…『三間社流造の簡素な社殿である。社殿内部に残っている「寛永三年」の年号や、安部右馬助による熊野神社の再建に関する古文書等から、寛永3年(西暦1626年:江戸時代初期)までには再建されたものと推定されている。市内に残るこの時代の神社建築としては、貴重な例である。【三間社】柱と柱の間が3つ(正面の柱が4本)の社殿。【流造】社殿の建築様式の一つで、反りのある屋根が手前に流れるように伸びているのが特徴である。【安部右馬助】米沢藩の代官で、宮内の町作りも行った。東方の土社神社の側に顕彰碑がある。』
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本宮(本殿)。
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御祭神は熊野夫須美大神・伊弉冉尊。本地仏観音菩薩。御神徳は生命の神。
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本殿東西に彫刻された鳳凰頭の彫刻(木鼻)は全国的にも珍しい彫刻で国内でも最大級の大きさです。熊野大社の本殿は非常に不思議な場所に鎮座しており、一日に朝と夕、鳳凰頭の瞳に光が指す貴重な光景を見ることができます。日が昇る東の鳳凰は「祈り」を、日が沈む西の鳳凰は「感謝」を、一日一日を大切にするという日本人の美しい心を表しています。残念ながら曇り空。
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二宮神社本殿。
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二宮神社社殿に取り付けられている蟇股は、元々建築の構造上必要なものでしたが様式化したものです。室町時代の様式を伝える貴重なものです。なお、明治初年まで二宮神社と三宮神社には室町時代作と推定される木彫りの狛犬が一体ずつ納められていたようで、市指定文化財となっています。この狛犬の写真は「南陽市文化財検索」のHPで見ることができます。
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二の宮神社本殿(県指定文化財;1975年3月31日)…『一間社流造の社殿で、別名「若王子」。細部の手法は禅宗様(中国風)に、和様(日本風)も取り入れている。建造時期は室町時代末頃(16世紀)と推定され、市内に残る数少ない中世の神社建築として貴重である。社殿正面の蟇股という部分にはウズラとオモダカの葉が彫られ、美術的な評価が特に高い。【一間社】正面の柱と柱の間が一つ(柱が2本)の社殿。【流造】社殿の建築様式の一つで、反りのある屋根が手前に流れるように伸びるのが特徴である。』
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本宮裏へ。
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本殿脇障子(裏面)。
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熊野大社の本殿裏にはうさぎが三羽隠し彫りされています。
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うさぎを三羽見つけると「願いが叶う」「しあわせになれる」と言い伝えられています。
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最後の三羽目は、人から聞いたり、場所を教えてしまうとご利益がなくなると言われてきたため、授与所で二羽目までの手引書をお渡ししております。
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二羽しかわかりませんでした…。
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『【縁結びの神様】日本で最初に結ばれた男女の神様。ご縁を結んだと言われるうさぎ。熊野大社は、ご縁結ばれるところ。やさしく溢れる木漏れ日の下で、そっと願う、恋を。【縁結び祈願祭・月結び】満月の夜、月に一度の特別な夜。三羽のうさぎに導かれ、月明かりの下、想いが、届きますように。詳細は授与所にてご案内いたします。【日本最古の本に記された、神様の言葉。】「あなにやし、えをとめを。」「ああ、なんと素晴らしい女性だろう。」シンプルで、飾り気のない素直な言葉。それは、この国で一番最初のプロポーズ。熊野の神様の言葉です。』
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『【三羽のうさぎ】本殿裏のうさぎの彫刻。いつ頃からか定かではありませんが、三羽すべて見つけると、「願いごとがかなう」「しあわせになれる」と言い伝えられております。【鳳凰頭の彫刻】太陽が鳳凰の瞳に差し込むとき、手を合わせて願いを込めると、こころ穏やかに、幸せになれると言われております。日が昇る東の鳳凰は「祈り」を、日が沈む西の鳳凰は「感謝」を、一日、一日を大切にするという、日本人の美しいこころを表しています。』
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皇大神社(皇太神社)。
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御祭神は天照大御神(大日霊女命)。御神徳は食物の神様。慶長3年に尾崎重誉が信州から遷しました。
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厳島神社。御祭神は市杵島姫命。本地仏弁財天。御神徳は水の神様(水難除けの神様)、財運向上。
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白山神社。御祭神は菊理姫神(白山姫神と同一神)。御神徳は縁結び。
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義家神社。御祭神は源義家公。必勝祈願の神。御神徳は武運長久、家門隆盛。建長2年に長井泰秀により造営。
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景政神社。御祭神は鎌倉権五郎景政公。御神徳は志の成就、眼病平癒、邪気退散。建長2年に長井泰秀により造営。
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和光神社(虚空藏堂)。
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御祭神は豊斟渟尊。本地仏虚空蔵菩薩(お金を不足させない神。泉子侍郎親平・泉重治信濃守重望)。御神徳は土壌育成の神、丑・寅年の守り神。慶長3年に尾崎重誉が信州から遷しました。
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石灯篭。
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招魂社。
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社号標には東置賜招魂殿とあります。旧東置賜郡の英霊をお祀りしています。
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社殿扁額には熊野招魂殿とあります。
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それでは帰る前に神社入口付近の「icho cafe」(旧銀杏売店)で食事をしたいと思います。
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って思ったら満席でした。
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致し方なく珍蔵寺方面へと向かうことにしましたが、途中にいい雰囲気のお店を見つけました。店名は「中華そばよりみち」。「中華そば金ちゃん本店」に行く予定でしたが閉店したそうで…よりみちするしかないですね!!
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注文した後、餃子ラーメンってラーメンに餃子入っているのかな…冷しドン中華って何だろう…って考えていたらあっという間にできあがり。
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中華そば(¥550)&半チャーハン(+¥200)&みそラーメン(¥650)です。
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おいしかったですよ。後から調べたら焼そばや餃子も人気らしいです。
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