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秋田県大館市白沢松原。
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山を登るようです。山神社ですからね。
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石段もあって歩きやすかったです。
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4.5
途中の風景。松原地区です。
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そこから少しだけ上って…
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到着。
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眺望。先程とほとんど変わりませんが。
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さて、かつての白沢村は羽州街道の秋田藩内最北の宿駅場に指定、津軽・松前藩の本陣も置かれました。藩境の要地として当初は御境口番所も設置されましたが寛文8年に長走村に移転。しかし御境目郷として近隣の橋桁・中羽立・岩本の3ヶ村を差配し、ともに矢立峠から西の又頭までの藩境巡回の役を負っていました。また、元和から寛永年間に寺ノ沢などの広大な山林は藩の御留山に指定。その管理維持のために7人扶持の山守1人、2人扶持の山拠人1人が任命。村鎮守は神明社(白沢神明社)で、他に義経伝説を伴う観音堂(鹿戸野沢神社)、慶長元年花岡村より移し1石8斗の除分を持つ山神社・十王堂などがあります。この時期以来の獅子舞は伝統芸能として伝わり、また賽神信仰も盛んな地域です。
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当山神社の御祭神は大山祇神。
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建立年月日は不明ですが、上記のように慶長元年に花岡村から移転されたようです。明治45年に一時白沢神明社に合祀。
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社殿唐破風懸魚。
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頭貫・蟇股・木鼻等の彫刻。
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向拝神額。
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拝殿内。
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拝殿脇障子。
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幣殿・本殿覆屋。
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社殿前石灯篭一対(大正11年旧7月20日)。
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唐松堂。
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「太平山」碑(昭和14年)。
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「八幡社」碑。
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山を下りまして、こちらは神社入口(一の鳥居脇)にある松原の人形道祖神(仁王様)です。仁王様系。いずれも赤面。結構大きいです。男神と女神が一緒に並んで双体道祖神の形式を取っているとのことですが判別は難しいですね。そもそも以前はそれぞれ集落の入口2ヶ所にバラバラに設置されていたようです。
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頭と目が金色タイプと、頭と目が銀色タイプです。
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いずれも鼻穴から毛が出ています。
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覆堂…『仁王様は集落の入口(福士富夫宅前)に一体と現在地に一体であったが、大正の初期に現在地に二体を祭る様になった。建物は杉丸太の掘建で屋根造作は藁で造った。ノマや杉皮で毎年改修し根本が腐ると建替る、部落作業の大きな行事の一つであった。昭和51年7月覆堂寄贈者。基礎工事共栄土木佐々木栄氏。建築工事山下工務店山下米男氏。平成6年3月』
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覆堂内にはなぜか天狗の面と一本歯下駄もありました。
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