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岩手県二戸市白鳥天ケ塚。折爪岳の中腹。九戸氏の伝説が残る山里・天ケ塚は境ノ沢沿いの道を登り切ったところにあります。天ケ塚は九戸の戦い(1591)の激戦地となり、豊臣軍の戦死者を葬ったと伝えられています。当時、豊臣氏は天下様と呼ばれ、ここを天下塚と呼ぶようになったそうです。また、集落向かいの椀を伏せたようなこんもりとした小山が「天ケ森」で、九戸の戦いの頃、財宝が埋められたとの伝説を残します。
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南部曲家や23の神様(天照大神宮様、春日大明神様、氏神様、庚申様、天間の山神様、お不動様、お恵比寿様、大黒様、七福神様、家内を守るボゾウ様、薬師様、若宮八幡様、猿田彦様、明神様、水神様、三方荒神様、疱瘡神様、おやがみ大明神様、みさごでん様、みずむね観音様、ほるよう様、こじん様、ところのおぼしんな様)の信仰、アカマツやカツラの巨木、井戸跡や山ぞりなどの農具もたくさん残っており、山里の生活がしのべるところです。また、寺跡と伝えられる場所(寺クボ)もあり、土器の欠片も出土しています。※パンフレットによっては24の神様ともあります。上記に伊勢神明様を加えた24の神様であり、天照大御神様と被っているので当記事では23の神様としました。湧水近くの石祠の棟札とも一致せず(1つの祠にいくつかの神名)。また、集落のあちこちに同じ数の石が祀られているそうで、そういった意味では24の神様で正解かと思います。今も毎朝拝まれているとのこと。
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3.5
たまたまこの地に昔から現在に至るまで住んでいる方にお会いできまして、色々とお話を聞くことはできたのですが、23の神様についてはあまりわからないみたいです。中々お年を召しており、よくここで一人で暮らせているなぁと感心します!朝日放送テレビ「所&林修のポツンと一軒家」に出て欲しい。
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ってことで、すべての石(石祠)の場所はわからず。石なのか石祠なのかもわからず(どちらもそれっぽいのがあります)。
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カツラ。
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6.5
幹周り6.8m。
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7.5
二戸市で6番目の大きさ。
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根元には湧水。
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桂女清水とあります。
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石祠と石。
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棟札。
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アカマツ。
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南部曲家。
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馬屋を家の中に取り込んだ南部地方独特の民家。一つ屋根の下に住むことから育まれる馬と人との交流の文化を伝えます。
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屋根だけを見ると、自然に還りつつありますね。カモフラージュしているみたい。
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仕事道具や生活用具など100点以上を、使用できるように手入れし、茅葺屋根の小屋に保管。仕事道具は鋤、振り子、まどり、かば箕、杵、搗き臼、足踏み脱穀機、千歯抜き、山ぞり、馬ぞり、炭すご編み、屋根葺き道具類など。
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生活用具は蓑、自在かぎ、松灯蓋、石臼、豆腐箱、粉おろし、飯櫃、ます、膳、盆、ランプ、糸巻き、糸車など。
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