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青森県上北郡六戸町犬落瀬。高見集落の南方、国道45号線沿いの相坂川河岸段丘に鎮座しています。鳥居額束には「天満天神宮・平成13年7月10日部落一同」。高見の産土様です。
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御神体は高さ24cmの一木造の菅原道真公座像。座像の底面には「明治廿六年二月廿六日本田藤太郎」と墨書きされています。また、その前日に奉納された棟札も残されています。
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御神体は久田家にある天神様の掛軸(昭和26年制作)を手本として作られているそうで、確かにそっくりです。例大祭(旧2月25日)にはこの掛軸も広げて拝礼します。
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昔、六戸地方に疫病が流行した際、他の集落はつぶれても高見だけは疫病が入ってこなかったといいます。その日が6月15日であり、これを記念して疫病記念祭を行っています。
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また、自然災害に対しての鎮魂思想もあり、相坂川が度々氾濫しても高見集落だけは浸水することがなかったといい、村名の由来はこのことから名付けられたともいいます。
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庚申塔(昭和15年12月吉日・高見村中、高さ88cm)。
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