目時の薬師堂は目時駅を出て右手に見える山頂付近に鎮座。「やくしさま」と呼ばれております。目時駅から目時簡易郵便局を右折。道なりに進むと右手に墓場の駐車場があるので、そこに車を停め、その脇道から歩いて行きました。
いきなり分岐です。右の道は下っています。
この分岐は恐らく左の上り坂でしょう。下調べを一切してこなかったので野生の勘で進みます。
方向的にもいい感じです。ゆっくり上って行きます。
また分岐です。
左が上り坂ですが方向的に考えるとここは右でしょう!野生の勘です。
薬師堂方面に向かっている感じがします。
あれ!?畑!?でもさっきの分岐を左に行くのは方角的絶対違う気がします…なるほど…わかりました!一番最初の分岐を間違ったんですね!あそこは右なんだ!ってことで最初の分岐に戻ります。
戻ってきました。ここを右ですね!勾配に騙されるところでした。
何より分岐点にあるこの意味不明の矢印がいけません!まったく!
あらためまして右へ進みます。明らかに下っていますが、きっと途中で上りになるのでしょう。
あれ!?畑!?しかし運よく農作業をしている方がおりまして、丁寧に説明して頂きました。ありがとうございます。で、どうやら最初の分岐は左で、次も左だったみたい。ちなみに「人も来ないだろうから車で上まで行けばいい」とのこと。車が通れなくなる手前には車をUターンさせるスペースも十分にあるとのこと。しかし私の車は所謂リムジンタイプですし(嘘です)、やはり1台しか通れない幅の山道を進むのは怖いので歩いて行きます。
ってことで再び最初の分岐へ。
あらためて左の道を上って行きます。
ここも方角的には右に感じますが正解は左なのです。ここで一句「山道で野生の勘を信じるな」。
レッツゴー!
大きな右カーブ。
なるほど。これなら方角的にも合っています。
確かに車でも来れますが、道も細いし、木の枝などもたくさん落ちていたので歩いた方が無難です。
広いスペースがありました。
ここから先は完全に歩道です。
少し歩いたところで薬師堂の建物が少しずつ見えてきました。
想像以上に左側の岩肌が凄いことになっていました。目時貝殻砂岩です。無駄に歩いた分、感動も大きかったです。
非常に大きな岩ですし、細い山道参道なので、岩全体を写真におさめるのは不可能です。
写真にこだわる方は広角レンズを持ってきてください。
岩の上に鬼瓦がありました。
種類が違いますが、どちらもかつての薬師堂のものでしょうね。
岩肌に寄り添うように建立されているので左右違う鬼瓦だった可能性もあります。
こちらも岩の上にありました。棟札には薬師如来と見えるような気がします。
小祠。何かはわかりません。
薬師堂前に到着!
薬師堂前の小祠。
堂宇向拝。
由緒並びに建立年月日は詳しくわかりませんが、往古より地域の守護神として崇敬され、また、山中の湧き水が眼病に効くとのことから、目の女神様(五戸町浅水・岩手県前沢町(現奥州市)の薬師堂と合わせて三女神とされています)が祀られており、眼病平癒の御神徳があるそうです。「目時」の薬師堂ですものね。何となく効きそうな感じがします。例大祭は旧暦4月7日。
薬師堂内。真っ暗です。
正面に薬師如来像らしきものが見えるような見えないような…
横にある薬師如来立像はかろうじて拝めました。
薬師堂は岩肌に寄り添うように建立…
っていうより、岩肌に支えられていました。
目時地区を一望できるとのことでしたが、木々に遮られてまったく見えませんでした。
裏に小屋のようなものが。トイレかな?
薬師堂の裏もこのように岩が続いております。
薬師堂は山頂手前に鎮座ってことで…
この岩の上まで行ってみたい衝動に一瞬駆られましたが…
往路における「野生の勘大はずれ劇場」にて、精神的疲労困憊にて断念します笑
ってことで素直に下山…
うん?薬師様のおかげで目が良くなったのか…薬師堂のすぐ目の前に往路では気付かなかった分岐が見えます!むしろこちらが本来の参道っぽいですね!!絶対に行きませんけど!!!
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