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栗原市栗駒岩ヶ崎桐木沢。曹洞宗太源派熊野山黄金寺。
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別名菊王山黄金寺(※「稲瀬ヶ城森館軍記」菊王丸)。
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入口付近にある伊達宗信・古内重定夫妻之墓標柱。
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石仏等もたくさん並んでいました。
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岩ケ崎村では、元和年間藩主政宗の五男宗綱が鶴丸城に入り、以後の領主は寛永頃六男宗信、その後、石母田大膳・田村宗良・古内主膳・茂庭大蔵と続き、元禄7年中村日向が3000石を給され領主となり明治に至ります。
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栗駒山麓の当地は古くより馬産地として栄え、栗駒山の駒形の残雪は神馬のこもる所と信じられ駒形根神社が祀られました。天正19年藩直営となり桜馬場に上・下馬場が設けられ藩主の御用馬などもここで競売されました。桜馬場は東西300間・南北17間の広場で両側の土手に桜が植えられていたと伝えます。
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鎮守は熊野神社、寺は坂上田村麻呂勧請、寛永2年に藩祖政宗の参詣があったと伝える真言宗智山派音羽山延通院清水寺、伊達宗綱城主のとき政宗中興開山といわれ桃山式建築の山門を持つ浄土宗名越派摂取山円鏡寺、城主中村家の菩提寺曹洞宗明峰派旗本山館山寺、伊達宗信・石母田大膳・古内主膳・茂庭大蔵の墓がある曹洞宗太源派熊野山黄金寺、天保飢饉の供養碑のある曹洞宗太源派月峰山洞松院などがあります。
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黄金寺は耕雲寺(新潟県村上市・応永元年創建)末寺。嘉吉元年(1441)に本山耕雲寺二世中積が開山。当時は荘厳な七堂伽藍を誇っていましたが、文明年間の火災により宝物・記録を悉く焼失。その後、伊達政宗の六男宗信が岩ヶ崎鶴丸城主となった際に再興されるも、宝永4年(1707)再び焼失。
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境内には岩ヶ崎伊達氏第2代目当主伊達宗信(1603-1627)とその母である茂庭氏一族の墓があります。また本堂には政宗の五男宗綱と宗信の位牌が安置されています。寺宝としては伊達政宗が黄金寺に滞在した時に使用したと使った伝わる塗椀と菓子器があり、いずれも桃山時代のもの。
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本堂。
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向拝。
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金剛力士像。
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本堂横。
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本堂脇の山道を少し上ってみました。
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伊達宗信等の墓があるとのことで、墓参しようと思いましたが広くてよくわかりませんでした。
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本堂脇の山道に立派なお墓はありましたが特に案内板等は無く確信が持てませんでした。
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本堂前石仏。
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菊王山黄金寺開山570年記念事業碑等。
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観世音菩薩。
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観世音菩薩建立之銘…『当山は嘉吉元年(1441)新潟県村上市に在る中本山耕雲寺2世学室中積大和尚の開山に係る。当時は七堂伽藍を具備し壮麗を極めたが文明年中火災の為に建築物初め宝物記録等一切を焼失す。其後仙台藩祖正宗公其子宗信を当地に分封する時此寺の再興を図ったが宝永4年又災禍に遭い天保年間に至り3度の火災の禍殃に会し現在の本堂は明治2年の造営に係る。末寺は近郡15ヶ寺に達し山裡に伊達宗信公其生母・古内主膳重定夫妻・茂庭氏一族・上遠野家等の各墓が在る。当山に観音像3体安置せられた寄進者千葉三二郎氏は明治32年2月21日栗原郡栗駒町文字葛峯に父達平氏母ナンの許に生を禀く。大正14年8月栗原自動車株式会社創立昭和14年4月陸前自動車株式会社と改称昭和36年4月宮城自動車株式会社と合併と同時に引退するまで半生を県北の發展と福祉の向上に貢献しました。千葉家の先祖15代胤昌氏は明治26年衆議院議員・宮城農工銀行創立者孫十郎氏も兄と共に貴族院議員となって本県産業の礎を築かれ縁故者に前宮城県知事三浦義男氏枢密院顧問官菅原通敬氏等がいる。千葉氏は引退後文化的方面に専念せられ県内外の寺院に観音像を建立して菩薩の大慈大悲の法益を享け三界の有縁無縁の諸精霊の菩提を供養せんと発願し多くの寺院に安置せられた。当寺に於ても好因縁を以って境内に安置し開眼供養して永劫にその法益に光被せられて普く檀信徒と共に福聚海無量ならん事を祈念する。昭和52年春彼岸・守塔愿龍誌』
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聖観世音像。
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聖観世音像。
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『亡き仏さまが喜ばれることはそのまま私達生きている人々の喜びであり幸福への表現であります。千葉三二郎翁は祖母リエ母ナン弟達雄長男昌一諸精霊の供養に各寺院を訪れ草むらの中などに埋もれ安住の出来ない仏さまの多いのに心を痛め併せて三界の仏さまを慰めようと聖観音像百体寄進を発願されこの度当院にも贈られました。茲に合掌して感謝の意を表するものであります。昭和52年3月檀信徒一同』
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石仏と庭園。
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黄金寺庭園は清水道寛作。
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黄金禅寺守護神、竹駒稲荷茶枳尼尊天。
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手水石。
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社殿前石灯篭二対。
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社殿。
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石祠。
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