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『青森の伝説(森山泰太郎・北彰介)』によりますと、「半島のほぼ先端に近いところに、東田沢という漁村がある。この海岸にある小島は、朝と夕方では姿が変わって見えるという。それで化島とよんだ。形の大小はもとより、遠くなり近くなり、また濃く淡く見えるなど変化するさまは、生き物のようだといわれた。この島の変化で、村人は天候を占ったという。」とあります。興味のある方は朝から夕方まで見つめていてください(笑)
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さて、その東田沢でも海外沿いから南下した野内畑地区にある山祇神社の紹介です。国誌によりますと、田沢村の支村として野内畑村が記され、同村の地名は、昔、野内村の加美勘兵衛という人物が家族を伴って当地に移住し、畑を開墾したことによると伝えます。
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野内畑の山里には菅江真澄が訪れて、「趣のある山里に桜の咲いているさまは、言いようもなくおもしろかった。」と記しています。
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山へ登る感じですが途中からは石段及び手摺り(昭和47年)が設置されています。
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御祭神は大山祇神。創建は宝暦5年4月12日。
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青森県神社庁HPによりますと、「奉造立山祇宮本地十二神将菩薩、社頭別当日光院八世延常法印、造主五郎三郎、権三郎、清三郎、喜左エ門、権十郎外村中にて建立」とあります。
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明治6年3月に東田沢椿神社へ一時合祀されるも明治8年復社、明治8年2月28日村社。昭和48年に本殿及び拝殿を改築。
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本殿覆屋。
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手水舎。
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石灯篭一対。
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昭和49年5月3日奉納。
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狛犬一対。
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昭和49年5月吉日奉納。
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ちなみに当神社とは無関係ですが、夏泊半島の部落内で比較的新しい感じの三界萬霊塔をいくつか見ました。
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