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『津軽ふるさと散歩(小舘衷三)』の「千年の長楽亭小栗山神社」の項には次のような記述があります。「アップルロードで鳥居の前から坂をのぼり、天王沢で大きくカーブして鷹の巣山の裾を周って狼の森に下りて行くが、途中左手のりんご園の中を登って行くと天王様(牛頭天王)を祀る社と竜神の小祠と清水コがある」。
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また、『水神竜神 十和田信仰』(小館衷三)には、「弘前には竜神を祀る諸社は数多く、狼の森の天王沢の竜神、小沢梨の木の古川氏の黒姫・山神両竜神、松原の百年山の竜神はどれも清水が湧いているところにある。」とあります。
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ここは何度も訪れていますが天王様の社は見つけることができず。というのも、今までは東北自然歩道沿い(上記写真・座頭石久渡寺方面とを繋ぐ8.2kmの遊歩道)にあるのかと勘違いしており、自然歩道(熊が出るかも知れない山道)沿いを一生懸命探していたのです。
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でも大狼神社前に設置されている陸羯南詩碑の看板をよく見ると、もう一つ鳥居があるじゃないですか!ってことで行ってみました。
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アップルロードを歩いていると森の中に建物が見えました。
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近くまで行くと鳥居もありました。
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陸羯南詩碑の看板もあったのでここで間違いありません。
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笠木は壊れてしまったようです。
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鳥居の裏(貫)…「狼森老婦会 昭和32年4月19日建立 石工成田正雄」。
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参道は整備されておりません。腰上まで草木が…。
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建物は見えるけど完全に参道がないよー!!
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ようやく見えてきました。
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通ってきた道(笑)
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結構高い位置にあるので岩木山も綺麗に見えます。
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石燈籠一対。
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昭和34年4月30日奉納。
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左の小屋は空っぽ。
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っていうか廃墟状態。
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その横にあった不明の石。
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正面の小屋はドアや窓をベニヤ板でしっかり釘打ちしており、完全封鎖状態。
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窓から写真を撮ってみたら、中は畳部屋で特に何も見えませんでした。どちらかの小屋にかつては天王様(牛頭天王)を祀っていたんでしょうね。なお、生い茂った草木のせいもあり、清水コは見つけることができませんでした。
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こちらの小祠は竜神の祠です。状態は良くありません。
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「平成元年7月22日 狼森天王龍神」とありました。
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ここから更に登ったところには陸羯南詩碑があります。っていうか、よく考えたら、陸羯南詩碑方面から降りてくれば簡単に来れたじゃないかー!(涙)
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