大谷村ははじめ孫内村の枝村でした。享保11年(1726)に同村より分立して一村となっています。
地内小谷にある稲荷神社(現住所は青森市大谷山ノ内)。
青森空港開港に伴い、大谷集落内にあった神社は空港有料道路入口付近に移されました。
草創は不詳ですが、高田村熊野宮(もと新山宮)初代神官浅利大膳の旧期によりますと、文禄3年(1594)、高田村尾別内村産子共の願出にて諸難退散・五穀成就を祈願し建立。
御祭神は猿田彦命、大宮能売女命。
安政2年神社書上帳によりますと、末社として惣染堂と疱瘡神社(弘化5年村中建立)の二社がありましたが現在はありません。これは年号が一致することから、現在高田熊野宮にある保食神社・久須志神社のことかと思われます。
稲荷宮は明治初年に岩渡村神明宮に合祀されるも後に復社。
本殿。
狛犬一対(昭和28年旧6月10日)。
猿田彦大神。
百万遍。
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