鬼沢にある牛頭天皇社。
小高い丘の上に鎮座します。
境内には古いものから比較的新しいものまで様々な年代の庚申塔が並べられていました。
中央の社殿には牛頭天皇(安政7庚申年・1860)が祀られています。
薬師如来なのか…鬼神社境内の春日神社(昔この地に安住を求めて京の都から辿り着いた者が祀った社)との関連性も考えましたが、春日神社の由来には境内地が河川に埋没したため移転とあり、春日橋横には春日神社跡地があるので、まったく関係はなさそう。
ちなみに鬼沢山ノ越の稲荷神社にも牛頭天皇を彫った石碑(紀年銘は嘉永5年・1852)がありまして、こちらとは何らかの関係性を感じますね。そういえば高杉の加茂神社にも紀年銘嘉永5年の牛頭天皇宮の石碑がありました…うーん…で、悩みながらぐぐっていましたら、フジタ林檎園さんのHPに牛頭天皇は丘で二分する河川について、水取りの争いが起きぬよう監視のために祀られたとの旨が書かれていました。
確かに牛頭天皇の丘の両脇には小川が流れています。
一つだけ祠がありました。よく見えませんでしたが、どことなく馬頭観音(馬の絵)に見えました。
こちらもほぼ読み取れませんでしたが板碑(高さ84cm、幅65cm、厚さ22cm。安山岩)。板碑博士の空白さん曰く、金剛界大日如来=バン。
お次は牛頭天皇社のすぐ近くにある猿田彦神社です。
大きな庚申塔が3基ありました。
昭和4年の庚申塔。
昭和11年の庚申塚。
文化6年の庚申塔。
三猿がとてもユニークです。
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