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100年程前に7代目の幸右衛門が、自然風景の描写を巧みに取り入れて造園。やわらかな芝生が広がる前庭に続いて、中ほどに池、その奥には山を築いて、大きな岩や雪見燈篭、庭木を配し庭全体に静かな風情を与えています。
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庭木にはツツジ(5月中旬)や松、桜(4月中旬頃)、山桜(4月頃)、八重桜、枝垂桜、椿(4月頃)、乙女椿、クチナシ(7-8月)、萩(9月中旬頃)、紅葉などが植えられ、季節により異なる趣を味わうことができます。
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ちなみに私がいった時期はほぼ一面緑…残念(笑)写真を見れば季節によって本当に綺麗な庭園を拝めます。特に5月頃のツツジが見事です。
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明治43年に風間家別邸として建築され、昭和18年頃まで来賓の接待や関係者の集会の場として使用されました。
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その後、昭和26年頃まで綴れ織の大家として知られる遠藤虚籟氏、和田秋野氏が居住、昭和27年からは風間家9代目当主(眞一)の私邸として現在に至ります。
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風間家は代々浄土真宗に信仰が厚く、建築時より上座敷に「無量光」の額(黄檗木庵書)を掲げてあったことに因み、8代目当主幸右衛門が建物と庭園を含めて「無量光苑」と名付けました。
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更に、9代目当主(眞一)が床の間に御石仏釈迦像(大正12年、東京帝国大学印度哲学科・常盤大定師寄贈)を安置し「無量光苑釈迦堂」と命名。
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良質なスギ材を主体とした建物は丙申堂の小座敷の構造細部に類似し、優れた構造、意匠が用いられた建造物として、平成14年2月に国登録有形文化財となります。また、付属屋の土蔵・表門・中門・北門・西側の板塀は、平成15年7月に国登録有形文化財となりました。
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