大湊上町の神社。兵主(ひょうす)と言います。
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台輪石鳥居の正面にすぐ海がある素敵な神社です。
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御祭神は伊弉諾命、倉稲魂命。
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鳥居の左右に2つの社標(兵主神社:明治22年、上町稲荷神社:昭和25年奉納)。
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一の狛犬。
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二の狛犬(狛狐)
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(明神灯籠と共に上町稲荷より移奉納)。
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鰐口と棟札によると延宝7年 (1679) 5月、釜臥山下居大明神として現在地に勧請。延宝7年氏子勧請と伝えますが、大湊町誌では同年再建とあり詳しいことは不明。「御領分社堂」には下居明神宮-別当修験明泉院とあり、「拙僧先祖勝尊代ニ建立仕候、当時ハ宮無之社地斗ニ御座候、尤釜臥山を勧請仕候」とあります。嘉永元年越前屋菊池保・嘉永6年畑中三之丞らの奉納した船絵馬を神社所蔵。明治維新前は釜臥山下居兵主大明神と称していました。
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明治2年(1869)7月、神仏混淆廃止により社名を兵主神社と改号。なぜ兵主という社名になったかは不明ですが、兵主神社の勧請は関東・東北では珍しくて2社しかありません。その内の1つが青森県むつ市大湊鎮座のこの神社です。さらにむつ市の祭神は日本で最初の夫婦神といわれている伊弉諾命で、全国50社の兵主神社で唯一のものです。
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明治6年(1873)5月15日村社。社殿は明治32年(1899)に新築されています。平成5年(1993)上町稲荷神社合祀。合祀した稲荷神社はかつてロマンス坂の途中にありました。
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ロマンス坂】参照。
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釜臥山山頂には3つの祠がありますが、その内の右側の石の祠は兵主神社の奥の院です。昭和13年(1938)に再建されたもの。
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こちらは本殿です。
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文化財指定の棟札や絵馬数点が保存されていますが、中では何かが行なわれており、見れませんでした。
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下の写真はパンフレット。嘉永7年奉納の帆船明神丸(船絵馬師:吉本善京)。
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