津軽一代様の「卯」です。
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弘前の卯年は最勝院と天満宮…2つあるのに人混みを避けられない運命ですね(笑)
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さて、西茂森町の天満宮は、領内修験(山伏)の蝕頭を勤めてきた大行院のあった場所。大行院は慶長3年(1598)に津軽為信が大行院栄尊を招き南郡大根子村(田舎館村)に祈願所を設けました。
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慶長4年(1599)に八幡郷(旧岩木町)に移り寺領30石を安堵され、寛文13年(1673)弘前中惣屋敷絵図では新寺町に大行院が見てとれます。現在の弘前高校付近。
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領内修験司頭で京都醍醐寺三宝院の末寺大行院は慶長17年(1612)創建、寛永2年(1625)に新寺町に移り、亨保10年(1725年)に慈雲院(五代藩主信寿)造営のため、宝暦4年(1755)に長勝寺構の現在地へ移ったんですね。
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ややこしい(笑)ちなみに慈雲院は城下に黄檗宗寺院がなかったために長勝寺末の法雷山慈雲院を改宗して新寺町に移したものです。
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明治5年(1872)、修行廃止の命令が出て、大行院が廃止となり、急遽愛宕山橋雲寺(旧岩木町)から菅原天神を移建して天満宮としたそう。この時、境内にあった岩木神社も合祀し、天満宮は茂森町一帯の鎮守となり、今日に至っています。
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開祖は大行院永尊和尚で菅原道真の末裔にあたるということで学問・知恵の神様。合格祈願に訪れる人が多いです。
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境内の横には常源寺坂があり、眼下に先達ヶ渕、境内には長勝寺構の土塁があり、色々な記念石碑があり、また公園があり、そして桜があって、岩木山が見える…私的にはなかなかのパワースポットです。
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青森県指定天然記念物のシダレザクラは樹齢500年以上で全国的にみても貴重な桜の古木です。
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散った後の写真ですいません(笑)
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