今回は黒石陣屋の絵図に従い、実際に黒石の町を歩いて回り、門趾に残っている石柱を頼りにしながら陣屋の大きさを体感してみたいと思います。
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陣屋内には御殿、台所、御蔵、焔廠蔵が配されていました。まずは大手門。
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桝形です。
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そして大手門近くには、町令所や太鼓櫓がありました。
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さらに、中門、無常門が北側にありました。
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同じく北側に御制札場。
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御制札場趾の石柱には車が突っ込んだそうで…まさに痕跡の痕跡状態(笑)
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西側には馬場。
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南東には津軽信英を祀った御廟があり、南側には蝦夷館と呼ばれる地が置かれています。
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御門内に入るためには大手門か西門を通過しますが、これらは典型的な桝形門となっていました。
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住宅の塀に埋め込み…
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これが本当の埋み門w (注:西門は埋み門ではありません)
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江戸期に藩主に奨励された黒石盆踊りは主に地蔵院境内と陣屋西門の桝形にて行われていたそうです。
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西門から北側の元町付近も桝形となっています。
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陣屋の東側には空堀がありましたが明治の初め埋め立てられています。東門は現在の市役所付近。
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陣屋は明治維新以降廃城、現在は市民文化会館や中央スポーツ館となり、馬場趾が黒石公園(御幸公園)として整備され、黒石城趾の石碑も残しています。
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西門趾の埋め込み石柱を見て思ったのですが…馬場にあるこれってまさか…馬場趾の埋め込み失敗!?…違うか(笑)