慶長八年(1603)に亀甲町などとともに最初の町並みとして、更に城の南西の要所として町割りされました。町名は、近くにあった重森山にちなんで名付けられたといわれています。
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茂森町は新寺町に続く南北に長い町ですが、藩政時代から市が立ち、昭和初期までは小間物屋(小百貨店)、酒屋、煮売屋、そば屋、食品店、八百屋、菓子屋、魚屋、金物屋、馬蹄屋などが立ち並び、禅林寺院の門前町と、目屋、相馬、小沢方面の人たちの市場町となっており、特に盆・正月の詰市は多くの人で賑ったそうです。現在もその名残りを僅かながら残しているようです。
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【カネタ玉田酒造店】茂森町81
貞享2年(1685年)頃。4代藩主信政公が藩士玉田善兵衛に酒造資金を下賜し茂森山で酒造業を始めさせたという。なぜ武士から商人になったのか…創業の経緯はちょっと不明な点もいくつか感じますが、いずれにせよ非常に歴史ある酒造です。
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【酒舗カクイ成豊】茂森町
元々は福島藤助が初めて酒造蔵を建てた場所で、藤助の義理の弟である成田豊助が酒小売店を創業。平成20年に弘前市趣のある建物に指定されました。っていうか新しくなって趣きが少々…。
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【田沢食堂】茂森町97
調べたら昭和28年創業となっていました。
しかし昭和10年の古地図には既に存在しております。
現在も格安かつ美味しい食堂として大人気の食堂です。
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【サイクルショップオサナイ】茂森町102
そして田沢食堂のすぐ隣にある自転車屋。
古くからあるのは知っていましたが、まさかここまで古かったとは。
ちなみに私もここで自転車買ったことあります。
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