くぐる鳥居は鬼ばかり

Buddhist temples and Shinto shrines.

東北地方の神社仏閣を中心に、歴史的建造物等々を適当に紹介しております٩(ˊᗜˋ*)و

久渡寺と言ったら227段の参道が有名でしょうけど、今回紹介しますのはその石段までの坂道です。
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車ならば何とも思わないでしょうが、この距離でこの勾配の坂道は結構地獄…特に自転車の場合は。正直歩いた方が早い勢い(笑)
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サイクリングロードを汗一つかかずに楽しく走り、もうすぐ久渡寺だよってところで現れる長い急勾配。
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自転車で久渡寺に向かう人にとってはここが最初で最後の砦となります。この坂の辛さは自転車の人じゃなければわかりません。
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しかも自転車でこの坂をようやく上り切ってもあの石段が待ち構えているわけですしね。
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なんせこの坂付近の住所が弘前市坂元字山元ですから。それにしても気が遠くなる坂道です。
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その代わり帰りは爽快ですよ。
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自転車って漕がなくてもこんなにスピード出るのかよ！ってくらい爽快。
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サイクリングロード自体も全体的に行きは上りですから、帰りはあっという間に弘前市街地まで辿り着きます。
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津軽総鎮守、縣社弘前八幡宮。
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鼻和郡八幡村（旧岩木町八幡）に鎮座していたのを津軽藩祖為信が堀越に移し、2代信枚が弘前城築城により、城の鬼門の押えに現在地へ遷しました。
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弘前の総鎮守で津軽全郡111名の社司を統括しました。
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長い参道で一の鳥居はかなり離れています。
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参道入り口の狛犬。
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台座には新若松樓・酔月樓・萬葉樓・長久樓・峯月館・延年閣等の文字が見えます。
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昭和10年地図登場。この辺り一帯は遊郭でした。当代一といわれた武蔵楼（明治20年北川端町に開業）の大きさが古地図からもわかります。
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遊郭は第八師団設置に伴い北横町及び同町字野田、田茂木町字山王へ移転。酔月樓は大正9年に移転した割烹なかさんですね。
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新寺構の土塁に移転した割烹新若松。
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本殿・唐門とも慶長17年（1612）建立と推定。
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国指定重要文化財です。当地方桃山時代の建築手法の好遺構。
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唐門は四脚門で入母屋造の屋根の前後に唐破風を付しています。
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軒の唐破風や四隅の反りなど屋根部分の形態にありますが、反りの曲線が非常に美しく、本殿と合わせた外観を一層厳かなものにしています。
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鳩彫刻は本殿箱棟銅板の正面と裏面の中央に置かれていたもの。
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ひばの柾目厚板を使用して羽根や羽毛の線を丁寧に刻み、漆塗のうえに金箔が施されています。彫刻の裏には元禄の文字。
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本殿入口下に寛文四年(1664)奉納の狛犬一対。写真に頭が少しだけ写ってますね(笑)中に入って真正面からの写真撮影は禁止と言われたもので。
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4代藩主信政の治世天保2年（1682）8月15日御輿渡御、以後隔年毎に行なわれた八幡宮祭礼御輿。
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明治22年に焼失し、現在の神輿は明治44年に佐藤楽山氏により忠実に復元したもの。
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当時は城下最大の祭りでした。
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八幡宮には市指定有形文化財等が多数あり、「弘前城築城400年祭 平成23年度建造物・宝物特別拝観事業 弘前市は歴史と文化のびっくり箱」ですべて見学したのですが、いずれも撮影不可とのことで…これで我慢してください(笑)
大太刀二口、大薙刀一口（市指定有形文化財）
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木造不朱塗獅子頭（市指定有形文化財）
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木造素木龍頭（市指定有形文化財）
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いずれも二代信枚の寄進。
末社に稲荷神社と天満宮。
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高山開運稲荷神社の御祭神は宇迦能御魂神。創立年月日不詳。元開運稲荷神社。
明和3年丙戌年、神託により弘前城内守護開運の神として歴代藩主公殊に崇敬厚かりしもの、後明治の時世同3年市内塩分町34番地に神殿を改築、御遷座。明治20年7月上白銀町3番地に社殿を改築（藤田記念庭園の場所）、高山稲荷大神御分霊を合祀し高山開運稲荷神社と改称。大正9年市街地整備により下白銀町1番地に新社地を移し御遷座し（りんご公園から上白銀町に招魂神社が移ってきたため）、その後、弘前公園内整備計画の為､ 現在地に遷座。
本殿脇には廃稲荷様がずらりと。
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今回は大館市です。
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大館市と言えば秋田県になるわけですが、弘前からだと青森市よりも近い感じで気軽に行ける場所ですよね。
大館市は山々に囲まれている山間部で江戸時代には久保田藩の大館城下として栄えた町です。
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そんな大館から紹介しますのは「八十萩（やそはぎ）の坂」です。
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大館少年自然の家へと上る坂道。舗装されている「八十萩の坂」と山道の2つのルートがあるようです。
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「へば…登るが！」
「はい♪」
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いきなりの急勾配湾曲。美しい湾曲ですね。
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「えぐ来たすなぁ！」
「どういたしまして♪」
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再び急カーブです。そしてなかなかの勾配。
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「自然のYeah！」
「Yeah♪Yeah♪」
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緩やかに湾曲しながら上がる長い坂道。
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途中にキャンプ広場がありました。
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「しゃっこい水あるす！」
「生ビールが欲しいっす♪」
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素敵なお休処ですね…「はぎの庵」
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9月中旬頃になれば、八十萩の坂約320m区間にミヤギノハギが咲き誇る素敵な坂です。
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ちょっと遅かったですね。
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半分以上散ってます。
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「気合へでげ！」
「おまえもな♪」
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美しいＵ字カーブ。
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「大ちゃんカーブ！」
「YUKIちゃんカーブ♪」
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坂は続きます。
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随分と登ってきましたね。
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登山マナーのように大館の方々と笑顔で挨拶交わしながら登っていきます。
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息が切れてきたところで、ちょうど少年自然の家が見えてきました。
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「あどわ～んちか！」
「うるせぇ！」
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美しい坂道です。
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クライマックス！
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到着！！
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でもここからが本当の登山道入口のようです(笑)
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